菜花、はちみつ、菜種油

オヤジです。
昨年からミツバチを飼い始めました。
しかし、ここ八ヶ岳山麓では蜜源となる花が咲く木や草花が絶対的に少なく、近所で養蜂をしていた人からはあまり蜂を増やすななどと言われています。
後から始めて肩身の狭い思いをするのがいやで、昨年秋に今までムギだけ蒔いていた畑の一部に菜種を蒔きました。
冬の初めから菜の花を冬菜として食べ、春は菜花で頂き、菜の花満開の時はミツバチが蜜を吸いに集まりました。
夏の初めには菜の花のはちみつを30キロほど収穫し、絶賛販売致しました。
そして夏には実った菜種の実を刈り取り、ハゼにかけて乾燥し、トラックの荷台にシートを敷いて棒で叩いて実をふるい落とし、さらに天日で乾燥。
約120キロの菜種が採れました。
みれっとの古くからの取引先である、会津の油屋さんが絞ってくれるはずだったのですが、量が少なくて機械にかからないと言われ、がっかり。
仕方ないので来年収穫した分と合わせて絞ろうかということになったのですが、秋になって搾油機をあちこち調べていたら海外の機械が案外安く買えることがわかり、早速輸入。
小さい搾油機ですが、菜種を絞るには十分な能力があり、早速15キロほど絞ってみました。
搾りたては濁っていてこれはひどいと思いましたが、


そのまま静置しておき、フィルターにかけると見事に黄金色の油に変身。
出来上がったのがこちら。


折角なのでラベルも貼ってみました。

菜の花色に染まった菜種油の見た目はとっても美しくて、うっとり。
問題は味。
そのまま舐めてみました。スッキリした味とほのかな香り。まるで上等なオリーブオイルみたい。
そのままパンにつけて食べてもいける。
天ぷらもカラッと揚がってうまい。
炒め物も癖がなくて食べやすい。
市販のサラダオイルと違って、絞った後の処理をしていないので見た目は濃厚です。
ビタミンもそのまま残っているので、温度上げすぎなければ捨てずに最後まで使えるのが圧搾絞油のいいところ。

すぐにでも販売したいところですが、精油業の許可がなければ売れない。
取り敢えずはみれっとのお菓子にだけ使うか、欲しい人に分けてあげるくらいしかできない模様。
年が明けてから考えよう。
一つの作物から菜花、はちみつ、菜種油、油かすの肥料、、と最後まで使えた感が嬉しい今日この頃でした。
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